Vision & About Campany

本を開くと、本文が始まる1ページ目の手前に、別の本から引用された言葉が掲載されていることがある。

“エピグラフ”

本文とは直接連結しないこのエピグラフだが、しかし、ときに読み手は、この一文と作品世界との繋がりに関連を見出し、本文自体の価値を拡張したりもする。
エピグラフが持つそんな機能性は、絵画で言えばコラージュの手法が描き出す解釈の幅であり、音楽で言えば、サンプリングした曲を繋ぎ合わせることで新たな意味を響かせる、HipHopの斬新さとも似ている。

違う視点をひとつ加えるだけで、増幅されるイメージと面白さがある。
あらゆるアイデアにおいて、エピグラフのような役割を果たすこと。
それが、EPIGRAsmの目指す地平線です。

EPIGRAsm

ふたつのできること

【作る】

大きな石を壊して現れるのは、ただの大きな石の残骸だ。磨かれた小石ではない。

マーサ・モン・リーヴル著 『連環する水流と小石』より

コンソール、モバイル、PC。ゲームコンテンツの世界は、プラットフォームの多彩さとともに、その内容や規模の大小も変容しています。AAAの規模感でしか提供できない体験性が確実にある一方で、一点突破型のタイトルでしか与えられない面白さもまた存在します。
EPIGRAsmではその一点に力を注ぎ、そしてたくさんの一点を生み出すために、一人からチーム制作まで、臨機応変な“作る”を行います。

・ゲーム企画コンサルティング
・ゲームタイトルプロデュース
・小規模開発でのチームビルディング/マネジメント

【書く】

覚えるために書くだって? 違う、人は忘れるために書くのだ。

マーサ・モン・リーヴル著『ある作家のモノローグ』より

アイデアとは、自分の記憶の断片を組み合わせ新たな価値として再構成すること。これまで培ってきた経験の記憶をアレンジすることで紡ぎ出す、新たな見え方。企画レビュー、テキストライティングなど、独自の視点での“書く”を行います。

・企画レビュー/コンテストにおける審査等
・コラム執筆
・ゲーム制作事例に紐づく各種講演